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こんにちは、神谷純です。
フリーランスの仕事には、『ポモドーロ・テクニック』が大変に役に立ちます。
フリーランスの方で、継続的に効率よく仕事をしたい方にはとてもおススメ。
少なくとも私はそう思っているし、実際にポモドーロ・テクニックを使って生産効率を上げています。
実際、私がどんなふうにポモドーロ・テクニックを使って仕事しているかを通して、ポモドーロ・テクニックをご紹介しましょう。
『「脳」の疲れからやる気が出なくなる』問題
フリーランスの仕事は、個人でいろいろな管理をしなければなりません。
その中の一つに、体調管理があります。
風邪をひかないなどの体調管理もありますが、私が直面した体調管理の問題は「脳」の管理。
気合を入れて仕事を続けすぎると、そのあと燃え尽きてしまいます。
例えば、午前中いいアイデアが浮かび、お昼にお腹がすくまで、一気に仕事をしたとしましょう。
仕事は進み、満足感もあって、気分は上々。
さぁ、昼ご飯を食べて、午後も一気に突っ走ろう・・・、と思いながら昼の休憩にはいります。
そして、午後の仕事に入ろうとすると、・・・気分が乗らない。
気分が乗らないというよりも、「脳」が
重い
カスミがかかっているよう
な感じに襲われます。
昼寝をすれば、収まることも多いのですが、午前中の頑張りが大きい時ほど回復しません。
気分を無理やり仕事にもっていっても、進捗が悪い。
午後からの仕事がだらだらしてしまい、せっかく午前中に頑張ったのに、一日のトータルとしては、ダメダメな結果になってしまうことも多くありました。
一気に仕事をすると「脳」が疲れる
これは、仕事にダッシュをかけすぎて「脳」が疲れ切ってしまったのが原因。
きっと「脳」にも筋肉と同じように、「ダッシュ力」と「持久力」があるのでしょう。
「脳」の「ダッシュ力」が役に立つことはありますが、多くの仕事は「脳」の「持久力」が大切。
だから、「脳」が疲れないうちに、休憩をとって、トータルで長く仕事ができるようにしなければなりません。
会社に勤めていれば、「脳」が疲れていても、無理やり働かせるような強制力が働きます。
また、探せば、さほど「脳」を使わない雑務もあるでしょう。
しかし、フリーランスは誰もあなたを強制するものがいません。
お金にならない雑務を続けていれば、気持ちは焦り、ストレスがたまります。
だから、「脳」が疲れてモチベーションが萎えてしまうと、だらだらと流されてしまうことが多いでしょう。
「脳」を疲れさせないで、長く仕事をする方法が、ポモドーロ・テクニックなのです。
ポモドーロ・テクニックとは
ポモドーロ・テクニックの実践は以下の通り。
ステップ1:実行するタスクを決める。
ステップ2:タイマーを25分に設定。
ステップ3:タイマーが鳴るまでタスクを行う。
ステップ4:タイマーが鳴ったら作業を終了し、「今日やること」シートにチェックマークを付ける。
ステップ5:5分間の休憩を取る(その際、深呼吸したり、瞑想したり、コーヒーを飲むなど、仕事とはまったく関係のないことをして「脳」を休ませる)。
ステップ6:ポモドーロを4回した後に長い休憩(20〜30分)を取る(次のポモドーロで新しいタスクができるように完全に「脳」を休ませる)。
※シリロの公式サイトhttps://francescocirillo.com/pages/pomodoro-techniqueより
これだけです。
ポモドーロ・テクニックの本も出ているのですが、はっきり言って本を読んでいる間に実施した方がいいんじゃないか、と言うのが私の考え。
すぐに、スマートフォンのタイマーに、25分と5分のタイマー設定をして、実践してしまいましょう。
作業が途中の時に困るのではないか
いえいえ、そんなことはありません。
仕事は中途半端に中断した方が、再開しやすいんです。
ちゃんと区切りをつけて仕事をすると、次の仕事は新しく始めなくてはいけないじゃないですか。
自転車や自動車がスタートの時に一番力が必要なように、仕事も始めるときに一番「脳」のエネルギーが必要なんです。
だから、仕事は中途半端に中断した方が、再開が楽。
タイマーが鳴った瞬間に、アイデアが湧いたのなら、そのアイデアをメモに走り書きして、仕事を中断すればいいんです。
仕事は中途半端に中断した方が、再開が楽。
大事だから3回言いました。
最初の方の5分休憩はスルーしがちだけど、ちゃんと休もう
ポモドーロ・テクニックの最初の方の5分休憩は、まだ脳も疲れていないのでスルーしがちです。
「疲れてないから、ここで仕事を中断するより、継続した方が能率がいいだろう」と考えがちです。
確かに、この考えはわからないでもありませんが、気付かない程度に脳は疲れているんです。
熱中症予防でもよく言われますよね。
「咽喉の渇きを感じないうちに水分補給」
脳の疲れも同じです。
「脳の疲れを感じないうちに、休憩を」
ポモドーロ・テクニックでは、これ結構大事です。
どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門
5分休憩、30分休憩の使い方
では、ポモドーロ・テクニックの5分、30分の休憩時間には何をするか?
休憩時間の過ごし方は、人それぞれですが、なるべく眼や「脳」を使わないことをするのがおススメ。
私の場合、5分休憩では、
5分位できる簡単な体操(ラジオ体操とか、スロースクワットなど)
5分瞑想
をしています。
この体を動かすということが、「脳」をリフレッシュしてくれます。
仕事をして疲れた・・・という感覚はありますが、それは「脳」が疲れているわけで、身体は疲れていません。
身体を動かすことによって、「脳」が活性化するということはよく聞く話です。
休憩時間にスマートフォンやパソコンでネットサーフィンをしたり、動画を観るのはとてもおススメしません。
それによって「眼」が疲れて「脳」の疲れにも影響します。
では、30分休憩では?
30分も休憩があると、ついついツイッターやネットニュースを見てしまいそうになりますよね。
私の場合は、「昼寝」です。
寝てしまいます。
すごくいいです。
起きたら頭すっきりで、その後の仕事もばっちりです。
ポモドーロ・テクニックは一人で仕事をするフリーランスにピッタリ
ポモドーロ・テクニックは、フリーランスにはぴったりです。
フリーランスなら、仕事をきっちり中断することができます。
自宅で仕事をしているのなら、突然ラジオ体操を始めたり、スクワットをしたり、瞑想をしても不自然ではありません。
30分の昼寝だって、フリーランスならカンタン。
昼寝をしていることを注意する人はいませんから。
ノマドで喫茶店とかで作業していても、テーブルに突っ伏して寝てしまえばいいわけですから。
ポモドーロ・テクニックは特にシニアのフリーランスにススメたい
ポモドーロ・テクニックは特にシニアのフリーランスの方におススメしたい仕事術。
それは、歳をとると体力も落ちてきますが、「脳力」も落ちてくるのは否めない。
「脳の体力」と言った方がいいでしょう。
ですから、「脳の体力」は上手に使う必要があります。
その「脳の体力」を上手に使う方法がポモドーロ・テクニック。
脳だって、ダッシュを繰り返せば、早く疲れてしまうでしょう。
ポモドーロ・テクニックでジョギングやウォーキングのように脳を使えば、仕事がさらに効率アップして、一日の充実感も増してくるはずです。
25分経たないのに仕事を中断されたら
25分経たないうちに何かしらの事情で仕事を中断されたら?
中断の要因って、色々ありますよね。
電話がかかってきたり
宅急便が届いたり
突然お腹が痛くなったり
等々
そんなときの私の対処方法は、
「割り込みの用事が終わったら、5分休憩して、仕事を再開」
です。
25分以内に、割り込みが入ったのですから、「脳」はまだ疲れていません。
中断の原因でちょっと乱れた心をストレッチ等で平静に戻して、仕事再開です。
たいていの場合、これでうまくいきます。
最後に
この記事の最初の画像が何でトマトなんでしょうか?
トマト型のキッチンタイマーで、25分という時間を見つけるのに使ったからだそうです。
もし、あなたがフリーランスだったら、今日からやってみてください。
きっと、昨日よりも作業進捗がスムーズに進むと思います。
最初はタイマーの設定など面倒だと思うかもしれません。
しかし、疲れることなく仕事を続けられて、仕事の成果が出始めると、タイマーをセットして仕事することが楽しくなってくるはずです。