おはようございます。神谷です。
親と同居することになり、実家に帰って本の整理をしていたら、この本を読み入ってしまいました。
本を整理しているときに、本を読み始めてしまうと、全然整理が進まなくなって困ります。
■ アベノミクスで、景気が良くなってきたところで、マンションでも買おうか、
■ そういえば、消費税が上がるので、上がる前に契約しておけば、旧消費税率で購入することができるぞ・・・
なんて、話しがそぞろ出てきましたよね。
はたしてマンションは買うべきなのか?
その疑問に三田紀房氏の『エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(13) 』が答えています。
井上真々子は『エンゼルバンク』の主人公。
以前は龍山高校の英語教師だったが、現在は、転職斡旋会社に勤めています。
そこに、不動産会社に転職をしたいという顧客(小宮山)からマンション購入を勧められます。
小宮山は、
■ 財産の構築
■ 不動産投資
■ 税金の優遇制度
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等々をセールスし、井上真々子がだんだんその気になってきたところに、上司の海老沢の登場です。
海老沢は顧客の小宮山にこう聞きます。
じゃぁ、小宮山さん・・・
キミはマンションを持っているの?
こう海老沢に質問された小宮山は、答えに詰まります。
たしかに、そんないい話なら、自分でマンションを購入しない手はありません。
「自分はやっていないのに、他人に勧める。」
これは、とっても怪しい話ですね。
投資話などの怪しい時には、「キミはやっているの?」というのは使えますね。
海老沢の結論はこうです。
今の時代、若いうちにマンションや一戸建ての不動産を買うと、
将来損をする可能性が高く、お金持ちにはなれない。
昔は、不動産がガンガン値上がりしていたので、安全な投資の対象になりましたが、すでに、不動産の大きな値上がりは期待できません。
また、自分の会社の終身雇用制が、いつまで成り立っている変わりません。
ローンのリスクがガンガン大きくなっています。
金利ってすごいですよ。
30,000,000円の30年ローン、
金利1.350%で、
総額 36,500,392円
マンションの価値は、立地条件を考慮しないと、「15年で60%、30年で半分になる」という意見があります。
という事は、30年で21,000,000円位が消えていきますよね。
さらに、マンションには管理費、修繕費積立がドカンとのしかかります。
でも、持ち家って憧れてしまいますよね。
マンションを買うと登記書を発行しなければいけませんが、そこには自分の名前ではなくて、ローン会社の名前が入っているのですよ。
たしか、ローンを払い終わらないと、名前の書き換えができないのです。
会社の転勤や、転職、などにも、住宅ローンは重くのしかかります。
できれば、「お金を貯めてから一括現金で、持ち家を」というのが健全なのではないかと思ってしまいます。
ローンでマンションを買おうと思っている方には、水を差してしまったようでごめんなさい。
でも、夢も大切ですが、現実はもっと大切なのです。
ご購入の際は、こちらからどうぞ。
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