おはようございます。
神谷です。
私は、ドロップシッピングというネットショップをやっています。
ドロップシッピングをやっているときは、いわゆる、商人なんです。
だから、商人だったら、商人のマインドを持たないといけない。
しかし、サラリーマンをやっていたので、この商人のマインドというものが今ひとつわからない。
生涯納税日本一の斎藤一人さんからも、いろいろ、「商人道」なるものを聞いたり、読んだりしたのですが、どうも身に付いていなかったようだということが、この『ありがとうとお金の法則 (だいわ文庫)』を読んでわかりました。
※この本は、『楽しく上手にお金とつきあう』を改題し、文庫化したものです。
広告をクリックされたら
検索連動型広告というのがあります。
難しい言葉で言うとよくわからないかもしれませんが、yahoo!やgoogleで検索画面の上の方に出ている広告です。
これは、検索画面を見ている方がクリックすると、yahoo!やGoogleに広告費を支払うというものです。
だら、クリックだけされて、商品を買ってもらえないと、広告費だけかかって、売上は無し。
だから、広告費の管理画面を見て、
「広告をクリックするなら買ってくれよ~。」
なんて、つぶやいてしまいます。
これが、
「間違い!」
これをリアル店舗に置き換えて考えてみます。
お客様がお店に来店し、店のモノをいろいろ物色しました。
しかし、お客様は何も買わずにお店を出て行かれました。
このお客様に対して、
「なんだよ、買わないのかよ。お店だって、家賃はかかるし、ちゃんと掃除なんかもして手間がかかっているんだよ。買って行けよ。」
というお店と、
「ご来店ありがとうございました。また、来てくださいね。それまでにお店をもっときれいにして、もっといい接客いたしますので。」
というお店だったら、
あなたは、どちらの店で買いたいですか?
当然、後者のお店ですね。
後者のような対応の方が、お店の改善が楽しくなる
ネットショップだから、どのようにつぶやいても、お客様にその声が届くわけではありません。
しかし、ショップオーナーの波動というものは、知らず知らずにショップに出てきます。
ネットショップにある、一つ一つの言葉遣いに、ちょっとずつオーナーの気持ちが蓄積されて、「買え!買え!買え!」という雰囲気がお客様に伝わるのですね。
そして、後者のショップオーナーだったら、買っていただけなかったことを考え、
■ もっとディスプレイを良くすれば、分かり易くなるのだろうか
■ 何か魅力的なキャッチコピーを考えて、お客様の心に響くようにして見よう
■ この商品をより魅力的にするために、何かセットにしたら喜んでもらえるかもしれない
といろいろ前向きな対策にすぐに取り掛かれて、なおかつ楽しい、ということになります。
これは、検索連動型広告だけはなく、SEOでの来客でも同じことです。
「こんだけアクセスがあるのに、一人くらい買って行けよ」
と愚痴っている暇に、ショップの使い易さの検討をした方がいいのです。
リアル店舗もネットショップもお客様に喜ばれることが最初。
そうすれば、自然と売り上げはついてくるのです。
『ありがとうとお金の法則』はそんな基本を思い出させてくれた本でした。