おはようございます。神谷です。
ネットショップの商品を選定するときにペルソナを作ることが大事です。
その商品をどんな人が手にするかというという事なのですが、買う人を具体的にイメージするのですね。
- 名前
- 年齢
- 性別
- その商品を買う背景
- その人はなんと呼びかけたらその商品を買うか
という事なんですけど、この時に気を付けなければならないことがあります。
一つのたとえ話をします。
旦那さんがビールが飲みたいので、奥さんに
「KIRINの一番搾り買ってきておいて」
とお使いを頼んだとします。
奥さんはスーパーや酒屋にいって、ビールを買ってくるわけですが、そのとき、日ごろおいていないバドワイザーが陳列棚に。
奥さんは、なんとなくバドワイザー缶が気になります。
「バドワイザーの缶のデザインって素敵ね。じゃぁ今日は、バドワイザーにしましょう。」
とバドワイザーを買って帰るわけです。
旦那さんは、バドワイザーを買ってきた奥さんに、「一番搾りだって言ったのに。まぁ今回は気分を変えてバドワイザーをいただきますか」
となるパターンは多いと思います。
ビールを飲む旦那さんは「コンシューマ」です。
ビールを買った奥さんが、「ショッパー」となります。
仮に「KIRIN一番搾り」は男性が好きそうなデザインを一生懸命考えた珠玉の作だとします。
でも、その珠玉のデザインは、実際にビールを買う奥様にはまったくアピールせずに終わってしまいます。
商品を売る側として怖い話ですね。
ネットショップでは、まだ個人のPCで個人が自分のために買うパターンが多いでしょう。
しかし、いつ日用品、要するに近くのスーパーやデパートで買う商品がネットに流れるかどうかわかりません。
特に、男性に向けての商品を売っているネットショップは、「男性の感情に訴える」事ばかりをやっていると危ないと思いますね。
奥さんや彼女の買い物を男性がネットで買うというパターンは、ほぼないと思います。
しかし、旦那さんや彼氏の買い物を女性がネットで代わりに買うというパターンは十分考えられます。
という事は、女性の購買心理を勉強するのは不可欠なのではないかと思う次第です。
「俺は、男物の商品を扱っているんだ。だから女性心理を勉強する必要ない。」
というのは危険ですね。
わたしはこういう本で勉強し始めました⇒『ここが違う!女が買うモノ買わないモノ―多様化する女性の消費行動がわかる』桜井秀勲 川北義則
読み終わったらレポートしますね。
すでに絶版の本です。
Amazonで中古本も数が少ないですね。
『ここが違う!女が買うモノ買わないモノ―多様化する女性の消費行動がわかる』桜井秀勲 川北義則