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SEOの次は成約を目指せ 『SEOに効く!Webサイトの文章作成術』 ふくだたみこ

2014年5月12日

 おはようございます。

 神谷です。

 SEOの勉強会をやるというので、急遽『SEOに効く!Webサイトの文章作成術』を読みました。

 忘れないうちに、勉強になったところを備忘録的に書いておきたいと思います。

 2部構成の本

 『SEOに効く!Webサイトの文章作成術』は大きく分けると2部構成になっており、

① 「集客力アップのための文章術」

② 「成約率アップのための文章術」

 となっています。

 いわゆるSEOに関しては①ですね。

 そして、そのSEOによって集客出来て、さらに成約までこぎつけるために②があります。

 ですから、これを読めば、集客から成約までをカバーできるという事になります。

 「集客力アップのための文章術」

040

 この中でも大きく二つに分かれていて、

a. 小手先のSEOはもう効かない

b. 優良なSEOをしているサイトの紹介

 となっています  

 a.に関しては、ある程度SEOの勉強をしていれば、知っているレベルだと思います。

 b.に関しては、それなりの規模のある企業なら役に立つと思いますが、個人レベルでネットビジネスをやる方にとっては、ご参考レベルなのではないでしょうか。

 ブロガーの方達には、今一つだと思います。

 でも、ベネッセコーポレーションを例にとって、こんな文章がありました。

 引用します。

 最近は60%がスマホからのアクセスです。

 時間のないママたちがスマホを片手にサクッと読めるように文章量や画面を工夫しています。

 この工夫というのが200~300文字くらいの要約を掲載するというもの。

 最近はスマホが多くなってきましたから、ブログなどでも最初に要約を付けるのがいいかもしれませんね。

 「成約率アップのための文章術」

成約

 

 後半部分は覚えておきたいこと満載でした。

 ユーザー心理に沿った商品ページの作り方

 「マイナスの欲求」と「プラスの欲求」という話は知っていたのですが、今一つ使いこなせていませんでした。

 「マイナスの欲求」というはキャッチコビーなどで、負の感情、恐怖、不快等々を割けたくなるような気持ちにさせること。

 「プラスの欲求」というのはキャッチコピーなどで、正の感情、快楽、楽しみ、喜びを受けたくなる気持ちにさせること。

 これらをどううまく文章に入れるかが今ひとつわかりませんでした。

 『SEOに効く!Webサイトの文章作成術』では、ボールペンを例にとって説明しています。

 マイナス:今までのボールペンは書きにくくてイラッとしませんか。

 プラス:このボールペンのすばらしい書き味で思わぬアイデアが湧くことがあります。

 こんな感じですね。

 マイナスの欲求にアプローチ「PASONAの法則」

落ち込む人

 これは、経営コンサルタントの神田昌典氏が考案したそうです。

 『SEOに効く!Webサイトの文章作成術』では、英会話の教材を例に説明されています

① 問題提起:英語はもうだめだと思っていませんか?(製品名は出さない)

② あぶりたて:英語ができないと就職に不利ですよ(製品名は出さない)

③ 解決策の提示:あなたにピッタリな●●●教材というのがあります。(製品名を言う)

④ 絞り込み:いまなら3割引きです(特典などを入れて付加価値を付ける)

⑤ 行動:商品を買う

 という流れで成約まで持っていくのです。

 ④の絞り込みには、

■ 刺激:送料無料、○○賞受賞

■ 限定:本日限り、限定100名様

■ 理由:単なる「半額セール」と書くと疑われるので、「店長の誕生日に付き半額」などと理由を入れる

 を使うといいそうです。

 プラスの欲求にアプローチ「AIDCASの法則」

感動する人

 『SEOに効く!Webサイトの文章作成術』では「AIDCASの法則」を手帳の例で説明しています。

① 注目:商品ページの前段階。ファーストビューでお客様の心をつかむ

② 興味:不思議と目標達成できる魔法の手帳

③ 欲求:「女性のためだけに、進化し続ける」「ユーザマニュアル付、初めてでもカンタン」

④ 確信:数値データなどを示す。「この手帳で1038人の方が夢を叶えました」

⑤ 行動:商品を買う

⑥ 満足:商品ページでは該当せず。

 人は、購入する前に、ふと冷静になります。

 その冷静な状態になってしまった人の心を一押しするのが④の確信です。

 焼肉のセットなら、「5人家族でちょうどいい」等の量の情報を。

 そして、⑤の行動の直前つまりカートボタンの直前では、「~してください」ハッキリ書きましょう、とのことです。

 なるほど、いままで、カートボタンの前って特には何も書いていませんでした。

 だって、背中を押し過ぎて、「厚かましい」みたいに思われるのも嫌だと思ったので。

 ハッキリ「カートボタンをクリックしてください」って書くべきだったのですね。

 モノは売りつけられたくない。しかし体験はしたい

冒険家

 やりがちなのは、製品のスペックの説明に終始してしまう事。

 実は、人は特にモノを欲しがっているわけではありません。

 その先の体験が欲しいのです。

 ですから、ハンティングワールドのカバンを買うのは、

 ① ブランド物のバッグを友達に自慢して、うらやましがられることを体験したい。

 ② これからアフリカ旅行をするから、実績のある丈夫なバッグが欲しい。

等が想定されますよね。

 ちゃんとペルソナを定めて、しっかりモノを買った後の体験を提案していかなければいけませんね。

 「その製品を買ったらどうなるか?」を伝えることが必要。

 ジャパネットたかたさんもこれで成功したのですね。

 書けるテクニック14

 列挙します。

■ 一文一義
一つの分では、一つのことだけを書きましょう、という事です。

■ 箇条書きを使う

■ 数値を入れる

■ 具体的な名称を入れる
「素直という事は大切なことです」⇒「松下幸之助さんも言っていましたが、素直という事は大切なことです」という感じですね。

■ 五感を刺激する
プリンを例にとってこんな表現が載っていました。

 卵色のプリンの上には、茶褐色のとろりとしたカラメルソースがかかっています。

 同じように、触覚、味覚、嗅覚についても考えてみるようにすることですね。

■ 主観で書かない
 これやってしまいますよ。「スゴイ」とかカンタンに使っちゃうのですよ。何がどうすごいのか書かいといけませんね。
 「すごく感動した」じゃなくて、「知らないうちに、涙をふくためのハンカチを握っていた」なんて感じですね。

■ 発言を入れる
「この発言には、疑問があるかもしれません」⇒「この発言には、”えぇ!まさか!”という声が上がるかもしれません」という感じですね。

■ 文末を変化させる
~です。~です。~です。というように同じ終わり方をすると単調になります。

■ 自分のことを書く
自己開示して、読み手のと距離を縮めることです。

■ あるあるネタで意気投合

■ ノスタルジーに訴える

■ イエス・ノー!行動を単純化させる

■ ランキングを利用する

■ 男性脳、女性脳に訴える
 男性はスペック、女性は感情

 このように紹介されていました。

 詳しくは『SEOに効く!Webサイトの文章作成術』を読んでくださいね。

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